エビは、添加物が心配な食べ物です。
環境にもやさしい安心、安全なえびエコシュリンプとは? エコシュリンプの育て方、新鮮でおいしい理由、エコシュリンプが買える店を紹介します。
環境にもやさしいえび エコシュリンプとは?
エコシュリンプは、名前のとおり、“エコ”。環境にもやさしいエビ。
日本は世界有数のエビ輸入大国ですが、それを支えてきたのは、東南アジアでの集約型養殖です。集約型養殖池の多くは、海岸沿いのマングローブ林を伐採して作られています。
エビの産地では、生産性を重視するためにブロイラーのようなギュウギュウづめの環境で人工飼料や抗生物質を大量に投与し、その結果、その土地を使えなくし、薬漬けにしては次の土地へ、薬漬けにしては次の土地へ・・を繰り返すこととなってしまいました。
また、井戸水をくみ上げすぎて地盤沈下を起こすなどの問題も発生しています。
日本人は、マングローブを伐採しながらエビを食べているんですね。
エコシュリンプは、その生産者と消費者が地球環境を守りながら協力して生産しているエビなのです。
エコシュリンプの養殖方法
エコシュリンプはインドネシアで育てられています、
エコシュリンプには、密飼い、人工飼育や抗生物質の使用はなく、一般的な養殖の10分の1程度の密度で、広々とした池の中を悠々と泳ぎまわってプランクトンや小さい虫などを自力で探してたくましく育ちます。
プランクトンは自然のえさなので、水を汚すようなこともありません。
水面をなでる風が水中に酸素を供給し、潮の干満が水の循環を促し、降り注ぐ太陽光が土壌を消毒するなど、きわめて自然な生育環境でそだっていまするので、身のしまったおいしいエビを成長させます。
エコシュリンプは産地一回凍結で新鮮
元気に育ったエビは、新鮮な水にむかって遡上するエビの習性を利用して、自主的に漁獲用の筒に入りこませるので、傷つけることなくきれいな状態で収穫できます。
収穫されたエビはすぐに氷づめされて工場へ搬入、徹底した衛生管理のもとに加工、凍結、袋詰めし、日本へ出荷しています。
生産から加工、輸出、輸入まですべてに生産者の目が届くように一貫した体制が整備されています。
市販のエビは、産地で漁獲されたエビは箱に入れられて凍らせて、輸入後、解凍したのち、再び冷凍されてスーパーに並びます。解凍、冷凍を繰り返す事が多いため、鮮度や衛生面が心配。
その点、エコシュリンプは、産地一回凍結で新鮮でおいしい。
保水剤や酸化防止剤不使用
市販のエビでは変色防止やプリプリ感をだすために亜硫酸ナトリウム、pH調整剤、リン酸塩などの食品添加物が使われています。
プリプリのえびでおいしいと思いがちですが、プリプリなのは添加物のせいってことも。エコシュリンプでは、黒変防止剤や保水剤などはいっさい使用せず、えび本来のうまみと食感を大切にして冷凍加工されます。
保水剤を使うと水ぶくれします。買ったときには、もうちょっと大きかったのに、いざ調理すると、小さくなってしまうのはこのせい。
エコシュリンプは市販のエビよりちょっと高い気がしますが、縮まないことを考えればそれほどの値段の差はありません。
下ごしらえ済みが便利
背ワタをとって殻をむき、曲がらないように切れ目をいれた下処理済みのエコシュリンプも売っています。手間なしですぐ調理できるので忙しい日には便利。
エコシュリンプの味
塩、酒をふって10分置いた後、水分をふきとり、にんにくのすりおろしとオリーブオイルをかけていただきました。
嫌な匂いがなく、ぷりぷりしてえびにうまみがあっておいしい~。
スーパーで買った海老だとエビフライをするとかなり縮んじゃうことがあるけど、大きいまま。しっかりしたエビフライができます。
エコシュリンプが購入できる食材宅配は?
エコシュリンプは、らでぃっしゅぼーや、生活クラブ、大地を守る会で取り扱いがあります。
らでぃっしゅぼーやのエコシュリンプLは 7-10尾(計200g)950円(税抜き)・・・100g 475円
オルター・トレード・ジャパンのエコシュリンプはその他の食材宅配でも手に入りますが おなじエコシュリンプLで比較してみたところ、
生活クラブ・・・100g 386円
大地を守る会・・・100g 418円
らでぃっしゅぼーやのエコシュリンプはちょっと割高かな。