ホールフード基礎講座受講中です。課題までのボリュームはどのぐらいか,
ホールフード講座で実際にどんなことを勉強しているのか、1か月間勉強してみた感想を紹介します。
ホールフード基礎講座最初の一か月で学ぶボリューム
ホールフード基礎講座はテキストは全部で1冊しかありません。最初の1か月で半分までを次の1か月で残りの半分を勉強します。
それに付随したDVDが1枚ずつ計2枚入っています。
DVDとテキストは連動しています。上の画像はDVD
こちらはテキスト。同じ画像がでています。
テキストを読むだけでもいいのですが、DVDにはタカコナカムラ先生がまるで大学の講義のようにこっちをむいて話をしてくれるので、自分でテキストをよむより内容がすっとはいってきます。
1か月で学ぶのは第一章のホールフードとは?と第2章の料理の前にしっておきたいこと。
第一章には5つの単元がありDVDでは1つの単元が約10分なので1時間もあれば1章を全部みることができます。
2章は、4つの単元、1つ20分ほどなので1時間半ぐらいで全部見ることができます。
1日1単元ずつみても全部で9つしかないので、毎日やらなくても1か月もかからず余裕をもって勉強することができます。
ホールフード基礎講座で学んだ私が知らなかったこと
ホールフード基礎講座って実際にどんなことを学ぶの?という人のために私が今回受講して初めてしったことなどをまとめてみました。
生態系(食物連鎖)では最後に食べる頂点の動物が一番汚染されている
微生物を海藻がたべ、その海藻を動物プランクトンが食べ、その動物プランクトンを小魚がたべ、最後に大型のくじらなどの魚が食べる・・・このような循環を食物連鎖といいます。
そのような循環の中では、汚染物質は徐々に体内に蓄積されるので、大きな魚が一番汚染されていることになります。
また汚染物質は油に蓄積されるため、まぐろ(大きな魚)の脂身などは妊婦さんは避けた方がよいとのこと。
ちなみに海の中ではまぐろやくじらですが、陸の植物連鎖の頂点にたっているのは人間です。人間が一番汚染されていますが少しでも汚染されないためには、食物連鎖の下位のものを食べる方がよいのです。
牛を育てるのにかかる飼料の量
牛は通常牧草を食べて育ちます。が、きれいな霜降り肉にしあげるため、そして、効率よく早く出荷するために穀類(濃厚飼料)を与えています。
この穀類は遺伝子組み換えのトウモロコシをベースに90%を輸入に頼っています。世界は食料危機にさらされていて8人に1人が飢えているにもかかわらず、全穀物の約60%が食用で約33%が飼料用、残りがバイオ燃料用につくられているのが現実です。
飼料用を食用にまわすことができれば、世界で飢えに苦しむ人々を減らすことができます。
なぜ飼料用の穀物をつくるのかというと、人が食べるのではなく、飼料用であるならば、遺伝子組み換えや農薬をつかっても大丈夫だから(安定する)と、飼料のための穀物をつくる農家が増えていき、土地は荒れていっています。
また、現在の日本では肉の等級制度があり、サシがはいったきれいな霜降りのお肉のほうがおいしくて、高級とされていて、需要もあるということも問題です。
そういう牛を育てるには、多くの穀物が必要です。欧米のオーガニックレストランでは、サシがはいった穀類をたべている牛よりも牧草のみを食べている赤身の肉のほうが高価でおいしいとされていますが、一方日本では、霜降りの肉をつくるには、飼料もたくさん必要で経費もかかります。赤身の肉を作っても安くせりおとされるだけだと畜産農家がやっていけず、少なくなってしまいます。
日本の農業の環境をまもるには、等級制度を見直すこと、消費者であるわたしたちが、赤身の肉を食べることで変わっていきます。
食べないと作ってくれる人がいなくなります。私たちがまずできることは、赤身の肉をたべること。
花粉が多いのはなぜ?
スギやヒノキの花粉が近年多くなっているのはなぜでしょうか?それは戦後、日本が早く復興するために、木材が必要で、できるだけ手のかからないスギやヒノキを大量に植えたことが一つの原因です。
しかしその後、安価な輸入木材を使用することで、山をほったらかしにし、花粉が大量にできることとなりました。
それだけではなく、植物は、環境が悪くなると子孫を多く残そうとします。今、誰も手入れをしない山は木にとっても環境が悪く、よりいっそう多くの花粉をとばしています。
自然はほったらかしにすればよいのではなく、人は山を手入れし、山からは恵みをもらうという共生が大事です。
山と海はつながっている
今、漁師さんたちによって山に木を植える活動が行われています。一見、山と海は関係がなさそうですが、森の腐葉土をとおった栄養のある水は川に流れ、植物性プランクトンが育ち、それを動物性プランクトンが食べ、えさになって海が豊かになっていきます。
豊かな海を保つには豊かな山が必要です。
家庭用の農薬や殺虫剤はゴミでは捨てることができない
防虫剤や、殺虫剤、家庭用の農薬などは全部使いきる人は少ないですが、実は燃えるゴミにも燃えないゴミにも捨てることはできません。
毒物廃棄業者に無毒化してもらわなければなりませんが、ほんの少しの量でも何万円もかかる大変なことです。それがスーパーに行けばこどもでも買えることが問題です。
家庭でガーデニングするにも気軽に農薬はかわないように。殺虫剤も最後まで使えないようなら別ものもで代替えするなど工夫するようにしましょう。
電子レンジを使うのはよくない
電子レンジは中の水分を振動させて加熱させてあたためます。電子レンジをつかうと料理にからだのサビともいわれる活性酸素やAGEが増え、ガンなどの病気の原因となります。また、家電の中でも電磁波が強いのが電子レンジです。
たしかに最近はレンジを使った料理がはやっていますが、使ってもいいけれど、回数を減らすなど上手に使っていきましょう。
最初の1か月やってみた感想・クチコミ
タカコナカムラ先生の通信講座を受講するのは、野菜コーディネーター、発酵食スペシャリストにつづき3つめなので、重なる内容が多くて楽勝とおもっていました。
しかし、実際に受講してみると知らないことがいっぱい。一部を上に書きましたが、まだまだいっぱいあります。
殺虫剤、プラスチックの食器、アルミの鍋、IH、霜降りの肉、・・・などのなんとなくダメだと思っていたものが、なぜ避けたほうがいいのかという理由が明確にわかりやすくつたえてくれるので、ストンと入ります。
タカコナカムラ先生は決してそれらを絶対に避けなさいといってるのではなく、マイナス面をしっていた上で回数を減らす、上手に利用しましょうと提案していることにも非常に好感がもてました。
逆に牛乳の選び方、卵の選び方など知っていることもたくさんあり、安全な食べ物で育てたい、子育て中のお母さんなどにはおすすめです。
安全な食に関して勉強したいとおもってもなかなかここまでまとまった情報がないので受講できてよかったな~と思いました。
私が受講しているのは、がくぶんのホールフード基礎講座です。さらに詳しく知りたい方は資料請求をしてみてくださいね
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