完全無添加の本格だしパック 林久右衛門の『倖あわせだし』を試してみました。

あまりよくないんだろうな~と思いながらお手軽で、そこそこおいしいので、なかなかやめられなかったのが化学調味料がはいっている顆粒だし。
ほぼ毎日使うので、わざわざ昆布とかつおぶしでだしをとっても思うような味にならないのが難しいところですが、、だしパックを使うとお手軽で簡単、そしておいしい。
林久右衛門の“倖あわせだし”を紹介します。
倖あわせだしは化学調味料無添加
林久右衛門商店は創業明治18年。古来の製法を受け継ぎ、手塩にかけて作った鰹節を販売する会社です。
以前紹介した、「茅乃舎だし」が料亭発祥のだしなら、こちらは鰹節やさんのだしなので、なんとなくこっちの方が本格派って感じがします。

鰹節屋としての目利きを生かして選ばれた鹿児島 枕崎産鰹節、長崎産焼あご、長崎産うるめいわし、長崎産カタクチイワシ、北海道産昆布、しいたけという6種類のダシ素材が入っています。
鰹節屋さんは、いわば“裏方”。それ自体がでしゃばることなく、主役である食材のうまみを引き立てる役割があります。
料理がおいしくなるよう、配合されています。
化学調味料はたしかに便利なのですが、科学的に作られた味は主張しすぎます。安定して同じ味が作れるよさはあるけれど、“ふわぁ~だしがきいておいしい~”と思ったことは一度もないかも。
『倖あわせだし』は化学調味料や保存料や香料は一切使用せず、全て国産の天然素材を生かした味でおいしいと感じる味になっています。
倖あわせだしのダシの取り方
買ってみたのは、こちらの倖あわせ素材そのままあわせだし 10g×30包で1,890円。

お試しするには十分な量が入っていました。一袋63円。1日63円とすると、手がだせる範囲ですよね。

だしの取り方は簡単。基本のだしの分量はだしパック1包に対して水400ml。お味噌汁やお吸い物、茶わん蒸し、うどんそばなどはこの分量でok。
水から入れて沸騰したら2分間に出して、だしパックを取り出します。
倖あわせだしのお味

見た目はへたくそな出し巻卵ですが、“倖あわせだし”でとっただしをいれた出し巻たまごはお店で買った出し巻卵みたいでふわふわ。かむとだしの味がしっかりして、おいしい。
子どもたちに一番好評でした。
実はいうと、いつも合わせだしを薄めたものをたまごに混ぜるだけの出し巻玉子で・・。そりゃ全然ちがうわ。

あっさり肉じゃがも作ってみました。
レシピは“倖あわせだし”についていました。私はいつもはすき焼きのように牛肉を砂糖と醤油で濃いめに味付けて煮込んだお野菜の上にどーんとのせるという味付けで肉じゃがをつくりますが、豚を湯引きしてつくるあっさり肉じゃがは、いくらでも食べられるやさしい味。
豚を湯引きって初めてやったわ~。

同じくレシピにのっていたのが、鶏だんごと青菜の味わい煮でしたが、鶏ミンチがなかったので、豚ミンチでやってみました。
中に人参、たまねぎ、しいたけのみじん切りがはいっていて、肉団子からも味がでて、倖あわせだしがますますいいおだしに。
青菜は白菜(大阪の野菜?)を使いました。あまりこういうのをおいしいというこどもたちではありませんが、白菜をそうめんのようにすすって食べていました(笑)。

出し巻玉子を作るときに、残ったおだしで、次の日のお昼ごはんに丼をつくってみました。
うまいっうどんやさんのどんぶりだ!!と一人で絶賛してしまいました。

こちらはちょっと変わったレシピ。
だしの袋を破って中身をごはんにいれます。他に、粉チーズ、ねぎ、ごま、たまご、ゆかりが入っていて、これだけでおかずはいらないおにぎりのできあがり。
お弁当に入ってたら絶対おいしいな~。焼きおにぎりなので、だしの香りも香ばしく仕上がります。

使った後のだしがらレシピもついておりました。
使った後のだしを軽くしぼって袋からだし、フライパンで乾煎りします。醤油とみりんで味付けして、レシピにはじゃこやカリカリ梅などもはいっていたけど、ふりかけに変身させるというもの。
ちょうどいいものがなかったので、ゴマをいれただけだけど、おいしいごはんの友になりました。
料理では味をひきたて、終わった後も中身まですべて食べれて、なんだかけなげなおだしです。
だしは塩分がやや塩分がきいているので、調味料をほとんどいれなくてもいいというものたすかりました。が、反面、これで味噌汁をつくっていつもどおり味噌をいれてしまったらちょっと辛かった。
塩分カットのものも売っていますので、それと併用するといいかも。
林久右衛門は関西での店舗なら、JR大阪伊勢丹、JR京都伊勢丹に入っています。
お近くにない場合はオンラインショップでも購入できますよ。