マクドナルドが抗生物質を使った鶏肉の取り扱いを中止しました。

鶏を育てるときに使われるという抗生物質、使うと、食べると何が怖いの?
抗生物質はなぜ危険なの?
近年、抗生物質を使うと、スーパーバグという抗生物質がきかない菌が増えているという問題が発生しています。
スーパーバグがこのまま増えていくと、2050年で最大1000万人が感染症により死亡者が出るという予測もあり、大変危険な問題です。
鶏を育てるのに抗生物質を使う理由
スーパーバグが増えている原因は、鶏や豚、牛など家畜に抗生物質を投与しているというのが一つだと考えられています。
特に鶏は、ギュウギュウ詰めにされた不衛生な鶏舎で育てられています。
鳥インフルエンザなど、1羽が病気にかかると全滅というリスクもあるため、予防のために投与しています。
家畜農家さんにとっても病気にならず、出荷できるのはリスク回避になり、投与されていることが多いようです。
抗生物質を使わない鶏肉を売っているお店
このたび、マクドナルドが抗生物質を使った鶏肉を中止にするのは、アメリカ国内の店舗であり、日本の店舗ではありません。
日本の店舗のものは、おそらくまだ使われていると思われます。
鶏肉の抗生物質投与は、マクドナルドに限った話ではなく、スーパーに並んでいる鶏肉の多くが使われている現状があります。
実際、アメリカでは、スーパーの鶏肉の半分からスーパーバグが検出され、アメリカの農務省では、鶏肉を買うなら抗生物質不使用のものを選ぶようにと推奨されていたり、ニューヨークやロサンゼルスでは、学校給食に使う鶏肉も抗生物質不使用のものを使うようになったそうです。
日本では、そこまでの規制がないので、自分の目で選ぶ必要があります。
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