安全な食材宅配 放射能検査をしっかりしている会社はどこ?

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震災以降、放射能が心配で、安全な食材宅配を利用したいと考えている人も多いようです。

安全な食材宅配では、放射能検査を各社実施しています。どんな機械でどんな検査をどんな基準でやっているのか比較してみました。

測定器は、ベルトコンベア上に設置する測定器NaI(Tℓ)シンチレーターや高精度精密分析装置「ゲルマニウム半導体検出器」などの機械があります。

NaI(Tℓ)シンチレーターは、段ボールに入った製品を通過させながら検査する場合などに有効ですが、測定時間が12秒程度と短いため検出限界値は100ベクレル/kg前後から250ベクレル/kg位。

時間を10倍に伸ばしても35ベクレル/kgから100ベクレル/kg程度の検出限界値といわれています。

一方、ゲルマニウム半導体検出器は精密に分析できますが、1日に最高でも10検体程しか検査ができないそうです。

放射能検査で、不検出というのは、0ではなく、その機械ではかれる検出限界値以下の場合に不検出となります。

それは、その検査をする機械の性能によるもので、この検出限界値が低いところのものほど“不検出”はより安心ということになります。

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Oisixの放射能対策

オイシックスは震災直後の2011年3月18日より放射能検査を実施しています。

さらに、2013年1月24日より、農水省などが指定する検査機関が使用している高精度精密分析装置「ゲルマニウム半導体検出器」で検査を実施しています。

検出があった場合は公開

この情報は、サイトで公開されているものの、日付 かぼちゃ 検出せず というごく簡単なもので、数値もどこのかぼちゃかというのもよくわかりません。(わかるものもあるけど)

オイシックスの場合の限界基準値は5-10ベクレルとなっています。

この限界基準値である5-10ベクレルであれば、放射能検査がきちんとされているベビー&キッズ商品として選ばれています。

それ以外の商品も青果物、乳製品、タマゴ、鮮魚、精肉の全体アイテムとそれ以外の商品をランダムにピックアップして検査を実施し、飲料水は10ベクレル、牛乳、乳児用食品は50ベクレル、それ以外は国の基準値である100ベクレル以下であれば出荷されています。

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生活クラブの放射能対策

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生活クラブは、「シンチレーションカウンター」と呼ばれる放射能検査機器で測定しています。

「ゲルマニウム半導体検出器」は非常に高額で、シンチレーションカウンターが2、3台導入できるため生活クラブでは台数を揃えることで、より多くの検査ができるメリットを選んでいます。

現在、5台の放射能測定器で測定し、結果はHPで公開しています。商品名や日付、生産者を入力すると表示され、自分の知りたいものがすぐ探せ出すようになっており、何ベクレルかまで表示してあります。

基準値は、2016年4月より大幅に引き下げています。

乳児用食品(すくすくカタログ掲載品)10→不検出、飲料水、牛乳・乳製品、米は10→5ベクレル。鶏卵・鶏肉・豚肉・牛肉は20→10ベクレル、牛乳を原料とするチーズやバター類・青果物・魚介類・加工食品は50→25ベクレル、きのこ類は100→50ベクレル

となっております。

もし放射能の基準値を超えたものは、供給をストップするのですが、原因と対策は生産者と一緒に考え、供給を停止した生産者を保障するための放射能基金も設立。

このあたりは、いいなと思いました。

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大地を守る会の放射能対策

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大地を守る会では、2011年9月よりゲルマニウム半導体による検査を開始しています。

全産地、全品目の流通前検査をしています。限界値はセシウムが5ベクレルでヨウ素が2ベクレル

客観性をもたすために、第三者機関でも検査を実施し、検査結果を公開しています(会員にのみHPにて)

このあたり、大地を守る会は非常に、放射能対策がしっかりしているように感じます。

放射能基準は、乳幼児用品が6ベクレル、米やパンが10ベクレル

震災後、7年間、会員専用サイトでは、放射能不検出商品カテゴリを選択すると、該当の商品だけがでてくるシステムになっていましたが、現在は、「放射能不検出の食材カテゴリー」は終了となりました。

地域を限定せずに定期的に測定するなど、ランダムで放射能測定体制は継続しています。

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らでぃっしゅぼーやの放射能対策

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らでぃっしゅぼーやの検出限界値は1~3ベクレルでこの中ではで一番!

第三者分析機関(委託している)検出限界値は、1~7ベクレル。会員以外にもみれるようHPで公開しています。

放射能基準値は、卵・牛乳・水・乳幼児食品は不検出(1~3ベクレル)、葉物・果菜類・米が5ベクレル、乳製品が10ベクレル、果物が50ベクレルとなっています。

契約農家からの買い取りシステムになっているので、出荷停止でも生産者を支えられるシステムになっているところに好感が持てます。

出荷停止になったのは全体の0.9%だそうです。

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パルシステムの放射能対策

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パルシステムの放射能基準値は、水、飲料、牛乳、乳製品、米、乳幼児用食品、ぷれーんぺいじ掲載商品(10ベクレル)、青果類(しいたけ類除く)、肉類、卵、魚介類、海藻類、その他食品(25ベクレル)、しいたけ(100ベクレル)となっています。

パルシステムの放射能検査は、セシウム134、セシウム137について、検出限界地は3ベクレル、ただし乳幼児用食品については1ベクレル。

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ミレーの放射能対策

ミレーでは、検査機関での測定を定期的に実施しています。

詳細に分析できるゲルマニウム半導体検出器を使用。公的機関の証明書のついた測定結果を公開しています。

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食材通販の放射能対策についてのまとめ

放射能対策に対しては、検出限界値が低いのは、らでぃっしゅぼーや。

第三機関に依頼していたり、組合員が実際にやっているところを確認できたりする生活クラブ(⇒生活クラブのメリット)などは

①第三者の目がある

②他に委託するので数がさばける

③オリジナル商品などが多く商品の種類が少ない

ということで、わりとしっかりしているかと思います。震災から時が経過し、消費者の意識も放射能への警戒も薄れてきて、以前ほど検査は行っていない会社もあります。

なにかあったときに、しっかり対応してくれるかどうかの判断になれば・・・。

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